
入社して半年が経ち少しだけ考える余裕が出てきた頃だと思いますが、毎日夜遅くまで残業や理不尽な上司と仕事をしていて、自分はこのまま今の会社で働いていていいのだろうか・・・転職したいなと考えている方も多いと思います。
とはいえ
・早期に辞めたいと思っているのは自分だけ?
・みんなどんな理由で辞めているの?
・半年で辞めたら転職できる?
と悩んではいませんか?
そこでこの記事では
・どれくらいの新入社員が早期に退職するのか
・半年で退職する人の主な理由
・半年で退職する場合のリスク
をお伝えしていきます。
文末に半年で退職しても転職できる方法についても解説しているので最後までご覧ください。
目次
早期退職する新入社員はどれくらい?
厚生労働省が発表している「学歴別卒業後3年以内の離職率の推移」のデータを見ると、大卒の新入社員のうち、約10~13%の人が1年以内に早期離職しています。
実に9人に1人くらいの人が1年以内に新卒で入った会社を退職しているのです。
思っていたよりも多いですね・・・。
短大卒・高校卒となると早期の離職率は高くなります。
あと、このデータを見て思ったのは新入社員が1年以内に退職する人は最近急激に増えたわけではなく、意外にも何年も前から早期に仕事を辞めている人が結構いるということです。
最近よくニュースなんかで取り上げられてますけど、今に始まったことではないんですね。
ちなみに、1年以内に離職している人の割合が多い業界は
1位 宿泊業、飲食サービス業 約50%
2位 教育、学習支援業 約48%
3位 生活関連サービス業・娯楽業 約46%
です。
半年で退職する理由で多いのは?
では、半年で会社を退職する人の理由としてどういったものが多いのでしょうか。
残業が多い
半年で退職した人の辞めた理由として最も多いのが残業の多さです。
私もそうなのですが、今の若い人たちは給料よりも休みや自由な時間が欲しいという人が多い傾向にあります。
そのため毎日夜遅くまで残業したり、休日出勤が多いという労働環境だと、「この残業量からして、将来的に自分の時間は持てそうにないな・・」という思考回路が働き、会社を辞めたいという気持ちが芽生えてくるのです。
また、先輩が帰らないから自分も残業せざるを得ない環境だと言う人もいるのではないでしょうか?
新人だし勝手に帰っていいのか、なにか手伝った方がいいのか、と悶々と考える時間は非常に精神的に来ます。
ちなみに、平均的な残業時間は47時間と言われています。
1日あたり2時間ちょっとくらいの残業という計算です。
個人的にはこの平均も多すぎると思っていますが、47時間以上残業しているという人がいれば平均以上に残業しているということになります。
人間関係がうまくいかない
職場の人間関係も早期離職の原因としてよく挙げられます。
・めちゃくちゃ仕事を振られて新人1人残業させられる
・全く仕事を振られない。放置される。
というようなパターンが多く見受けられます。
また、「こんなこともわからないのか」「頭が悪すぎだろ」というような暴言を毎日浴びせられたという人もいます。
こんな人達とこれから仕事をしなければならないなんて・・・と考えると嫌になってきますよね。
こういった職場の人間関係が悪い場合には、仕事だからと割り切って過ごすか、人事の方に相談するという対策方法を取ることになります。
しかし、性格的に割り切れなかったり、新人だからまだ人事に気軽に相談できないと言ったケースも考えられます。
そういった場合は抱え込んでうつ病になるなど、体調が悪くなってしまう前に思い切って転職してみるという手段もあるということを知っておいてください。
半年で退職するリスク
会社を退職したらおそらく大半の人が次の仕事を探すために転職活動をすることになると思いますが、半年で退職するとなにかしらリスクがあるのでは?と考える方もいるのではないでしょうか。
ということで、ここからは新入社員が半年で退職すると、どんなリスクがあるのかを紹介していきます。
忍耐力がないと思われる
一番のリスクとしては、やはり半年でやめたという経歴は忍耐力がない人と思われがちです。
世の中には「会社は嫌でもとりあえず3年間は働け」みたいな考え方があります。
私はこの考え方はどうかと思っているのですが、結構企業の人事担当者などはこの考え方が根付いている人が多く、3年も続かないのであればうちで採用してもすぐ辞めてしまうだろうと判断されてしまう可能性があります。
また、なぜ3年間働いた方が良いとされているかというと
・1,2年目は仕事を覚える段階で、余裕が出てくるのは3年目から
・3年働けば転職活動で有利になる
と言われているからです。
経験を得ることができていない
半年で退職するとこれといった経験を得ることができないまま退職することになるので、転職活動でアピールできるスキルがないというリスクもあります。
基本的に転職採用というのは過去の経験を自社でも活かせるかどうかという即戦力採用をしたいと考えている企業が多いです。
半年で退職した人はスキルがあったとしても名刺交換とかビジネスマナーくらいだと思うので、即戦力採用したい企業への転職活動は不利になってしまうでしょう。
半年で辞めて転職するためには
半年で退職すると忍耐力がないと思われたり、経験がないから不利になるとお伝えしたので、やっぱり半年で退職したら転職できないんだ・・・と感じた方も多いと思います。
しかし、ここ数年第二新卒という入社3年以内に会社を辞めた人たちの採用を積極的に行う企業が増えてきています。
この第二新卒を採用している企業を中心に応募すれば転職することが可能です。
第二新卒市場はなぜ広がっているのか
第二新卒というのは入社3年以内の求職者のことを言うのですが、この第二新卒と呼ばれる人たちの需要が年々上がって来ているのです。
その理由は、ほとんど新卒なのでポテンシャル採用できるんだけど、一度他の企業の経験があるからビジネスマナーや社会人というものがある程度わかっているという魅力的な人材だからです。
また、第二新卒は基本1回目の転職なので、今度こそは辞めずに仕事を続けようと意気込んでいる人が多いため、新卒よりも熱意や入社意欲がある場合が多いという理由もあります。
そう考えるとむしろ、中途半端に2年も3年も今の会社に止まるよりかは、まだ社風に染まりきっていない今こそ第二新卒として転職活動を始めた方が優位に立てるのです。
第二新卒向け転職エージェントを利用する
第二新卒市場が広がっていると言っても簡単に転職できるわけではありません。
通常の転職活動と同じく書類選考や、面接に通らなければなりません。
しかし、初めての転職なので
・職務経歴書って何?どんなことを書かないといけないの?
・面接で聞かれることは新卒採用の時と違うの?
・第二新卒を積極的に採用している企業が知りたい
など様々な悩みがあるはずです。
そんな方はぜひ、第二新卒向けの転職エージェントを利用することをおすすめします。
転職エージェントは自分にとって最適な転職ができるよう手伝ってくれるサービスです。
具体的には先ほどの悩みを解決する
・書類審査に通りやすい職務経歴書の書き方
・面接練習
・自分にあった求人の紹介
などの相談に乗ってくれます。
第二新卒に特化した転職エージェントだと、これに加えて
・第二新卒を積極採用している企業の紹介
・第二新卒ならではの受け答え方
も教えてくれます。
しかも転職エージェントは無料で利用することができるので正直使わない手はありません。
また、転職エージェントは仕事を退職する前でも利用することができるので、まずは相談だけでもしてみることをおすすめします。
第二新卒として転職するなら登録しておきたいエージェント
第二新卒に特化した転職エージェントと言っても、探してみるといろいろありますので、ここからはおすすめのエージェントを厳選して紹介します。
ウズキャリ

第二新卒に特化した転職エージェントで1番おすすめなのは「ウズキャリ」です。
なぜならウズキャリを運営している会社の社員が、元既卒・元第二新卒なので共感性の高い転職支援を行ってくれるからです!
また、ひとりひとりの合わせてオーダーメイドのように就活サポートを行ってくれるので、大手転職エージェントが行うようなマニュアル通りのサポートではないという点も魅力的ですね。
東京、大阪に続き、2019年10月15日より横浜にも事業所がオープンしました。
横浜事業所では神奈川在住の方ならもれなくキャリアカウンセリングが受けられるとのこと!
まだ転職を決めたわけではない、情報収集目的の登録だと伝えても快く対応してくれます!
※ちなみにこのサイトからの登録でもっとも人気なのがウズキャリです!
マイナビジョブ20’s

先ほど紹介したウズキャリもおすすめですが、触れる求人数は多ければ多いほど良いので、大手の転職エージェントも登録しておきましょう。
大手の中でおすすめなのは「マイナビ20’s」の転職エージェントです。
大手のマイナビが運営しているだけあって、求人数はかなり多いですし、東京や大阪以外の求人も多いので地元で転職を考えているという人は特におすすめですよ!
doda

転職を成功させるためにはより多くの求人数と触れ合うことが必要で、そのためには第二新卒に特化した転職エージェントだけでなく、総合型の転職エージェントにも登録をしておくことがおすすめなんです!
総合型の転職エージェントでもっともおすすめなのは「doda」です。
総合型なのに第二新卒向けの求人も多いという点、転職エージェントの質がかなり高いという点がおすすめする理由です。
転職エージェントは無料ですし、いくつでも登録できますのでdodaも登録しておきましょう。
doda転職エージェントについて詳しくはこちらリクルート

総合型の転職エージェント1つだけでは少し不安なので、最低2社くらいは登録しておきましょう。
「doda」と並んでおすすめなのは「リクルートエージェント」です。
業界最大級の非公開求人を保有しており、転職エージェントに登録すればそれらの求人を紹介してもらえるようになりますので、ぜひ登録しておきましょう!
(番外編)新入社員って辞めにくいですよね・・・
この記事を書いている私も実は新卒で就職した会社をわずか10ヶ月で退職しています(笑)
そんな私の実体験として、転職活動もそうですが会社を辞めるのにも結構苦戦したんですよね・・・
上司によくわからない理由で引き止められたり、他の会社では活躍できるほど人生はそんなに甘くないとか言われたり。
そうなってくると転職先が決まっても辞められない、辞めるのが遅れて転職先に迷惑がかかるなんてこともありえます。
そのような事態を招かないためにもスパッと会社を辞める必要がありますが、自分ではどうしようもできない、上司にパワハラを受けているので伝えられないという方もいるのではないでしょうか?
そんな方は退職代行サービスを利用しましょう!

この退職代行サービスなら低料金なので、新入社員でまだお金がない状態でも利用できますよ!