世の中にある会社の多くは、シンボルともいえるマークが付いていますよね。
そのことから、
- 会社を立ち上げたから、会社のロゴマークが欲しい
- でも、そもそもロゴマークって必要なの?
- 会社のロゴマークを作成するメリットってあるの?
という疑問を持つ方も多いのではないでしょうか?
そこでこの記事では、そんな疑問を解決するために、会社のロゴマークを作成する理由やメリットを調査しましたので、順番に紹介していきます!
記事の最後には、会社のロゴマークを作成するときにおすすめのサイトも紹介していますので、ロゴマークを作成しようか迷っている人は参考にしてみてください。
目次
会社のロゴマークを作成する理由
CI(コーポレイト・アイデンティティ)という言葉を知っていますか?
Corporate Identity(コーポレート・アイデンティティ)とは、ロゴマークやシンボルマークを使って、デザインによるイメージや分かりやすいメッセージで、会社のコンセプトや経営理念、存在意義などを発信し、会社に対する社員のイメージと社外の人間が会社に対して持っているイメージを明確化させ、会社の存在価値を高めていく企業戦略のひとつです。
CI、CI計画、CIプロジェクトなどとも呼ばれています。
このCIを行い、会社の理念や事業内容を発信し、会社を覚えてもらう手段として、ロゴマークを作成するのです。
そのため、会社のロゴマークを作成するときは、会社の理念をはっきり決め、どういう会社でいたいのかを確認し、その理念を反映したロゴマークを作成していくことが大切となります。
そもそもロゴマークとは?
※メルカリよりロゴマークを引用して作成しています
ロゴマークとは、会社のイメージを印象づけるように、シンボルマークやロゴタイプを組み合わせてデザインしたものです。
では、シンボルマークとロゴタイプは、具体的には一体どういう物なのでしょうか?
簡単に説明します。
「ロゴマーク」というのは、和製英語です。海外で使っても通じません。
また、広告業界などでも言い回しが異なる場合があります。
ロゴマークの種類①:シンボルマーク
引用:Apple、クロネコヤマト、Twitterよりシンボルマーク引用
シンボルマークとは、会社の事業内容・理念・社風などの要素を、シンプルに象徴的に表したマークのことです。
名刺や封筒、パンフレットやホームページなどで使用し、視覚的なコミュニケーション活動でよく利用されています。
具体的には、アップルのりんごのマークや、クロネコヤマトの黒猫マーク、Twitterの水色の鳥など。
「あ、これ〇〇のマークだ!」と思うものは、大体シンボルマークということですね。
ロゴマークの種類②:ロゴタイプ
引用:ソフトバンク、ドコモよりロゴを引用
ロゴタイプとは、会社の名前の文字を使って、分かりやすくシンプルにデザイン化したもののことです。
図のようなNTT docomoやソフトバンクのロゴを見たことがある方も多いのではないでしょうか?
こういったものがロゴタイプとなります。
会社のロゴマークを作成する3つのメリット
会社のロゴマークを作成するメリットは、
- 見ただけで会社の理念や事業内容をイメージすることができること
- 会社の存在を覚えてもらいやすくなること
- 自分の会社と他社とを差別化することができること
などです。
今までに、「人は見た目が9割」と聞いたことがありませんか?
誰かに会うときの第一印象は、「見た目で55%、話し方で38%、話している内容で7%で決まる」と心理学で証明されています。
そのため、「第一印象のほとんどが見た目で決まっている」と言われているんですね。
それと同じ理由で、会社のロゴマークを作成することで、ロゴマークが会社の第一印象となり、会社が記憶に残りやすくなるのです。
それでは、順番に具体的に会社のロゴマークを作成するメリットを紹介していきます!
- 見ただけで会社の理念や事業内容をイメージすることができること
- 会社の存在を覚えてもらいやすくなること
- 自分の会社と他社とを差別化することができること
会社の理念や事業内容を「見ただけでイメージできる」
引用:amazon公式HPより
会社のロゴマークを作成することによって、会社の理念や事業内容を見ただけでイメージできるようになります。
有名なインターネットショッピングサイト「amazon」のロゴマークの意味を知っていますか?
このロゴマークのAからZに伸びている矢印は「全ての商品が揃っている」「顧客の満足を表す笑顔」が表現されています。
引用:メルカリ公式HPより
また、メルカリのロゴマークでは、「出品した商品が売れた」「欲しいものを購入できた」などの「商品の売り買いの楽しさ」や「たくさんの商品の中から掘り出し物を見つけるワクワク感」が表現されています。
なんとなくロゴマークを見ただけで、その会社の理念や存在意義をイメージすることができますよね。
このように、会社のロゴマークを作成することで、ロゴマークを見ただけで会社の理念や事業内容をイメージすることができるのです。
会社の存在をロゴマークで「覚えてもらいやすくなる」
引用:ナイキよりロゴマークを引用
会社のロゴマークを作成することにより、ロゴマークで会社の存在を覚えてもらいやすくなります。
このマークはとある会社のロゴマークです。
多くの人が「あ!あの会社だ!」と会社名をイメージすることができるしょう。
このように、ロゴマークを作成することによって、ビジュアルとして会社名を覚えてもらうことができるようになります。
会社の存在をロゴマークを作成することで「他社と差別化できる」
ロゴマークを作成することによって、他社と差別化することができます。
「会社を覚えてもらえる」ということにも繋がる話ですが、ロゴマークがあることによって、同じような商品の中から「この会社の商品だから」と購入してもらいやすくなります。
例えば、iPhoneなどのアップル製品のりんごマーク、ハイブランド商品のマーク、スターバックスコーヒーのマークなど。
今までに、商品にそのロゴがついていることによって、「ハイクオリティで洗練されているから」というイメージを持ち、購入の決定要因となったことがある方も多いかと思います。
ほかにも、「スタバでMacBookを開く」「営業マンの時計がロレックス」など、そのロゴが付いている商品を持っているということで、所有欲が満たされる部分もありますよね。
もしもロゴマークがなかったら……、このように「所有することで価値がある」というものになっていなかったかもしれません。
会社のロゴマークを作成するメリットは、「ロゴマークは他社と差別化する重要な役割を持っていること」と言えるのです。
会社のロゴマークを作成する時の注意点
会社のロゴマークを作成するときは、見てすぐ、理念や事業内容などのイメージが分かるように作り込むのが理想です。
具体的には、
- 会社の理念や事業内容をロゴマークにして反映して作成
- 会社の理念を色で表現して作成
- 会社の事業内容をシンプルな形でイメージ出来るように作成
などです。
会社の理念や事業内容をロゴマークに反映して作成
前述したCI(コーボレイト・アイデンティティ)を行うために、
- 自分たちの会社が何者なのか?
- これから何をしようとしているのか?
ということを明確にし、シンボルマークに反映していくことが大切です。
CI(コーポレート・アイデンティティ)とは、ロゴマークやシンボルマークを使って、わかりやすく会社のコンセプトや理念、事業内容などを発信することで、会社のイメージを明確化させ、会社の存在価値を高めていく企業戦略のひとつ。
CI(コーポイレイトアイデンティティ)は、ビジュアルによる視覚的な要素が強そうだな、と感じますよね。
でも実は、CIは見た目よりも「会社の理念や存在意義などの会社の精神的な部分」をしっかりしておくことが、大切なんですよ。
この精神的な部分のことは、MI(マインドアイデンティティ)と呼ばれています。
MI(マインド・アイデンティティ)とは、企業が目指すべき理想のあり方や、社会に対する存在意義・役割などといった理念のことです。
この理念は、会社の経営の中核となる考え方になりますし、社員の精神的な柱にもなります。
そのため、ただかっこいいマークを作ったとしても、実態のない会社のイメージとなってしまい、会社の業績を上げる効果を得ることができないのです……。
そういった理由から、企業理念(マインドアイデンティティ)をしっかり定め、それを反映させた会社のロゴマークを作成することが大切なのです。
会社の理念を色でロゴマークに表現して作成
会社の理念を色で表現することも、会社のロゴマークを作成する上でとても大切な要素です。
色にはいろいろな意味が込められています。その意味を理解した上で、会社の理念にあった色をロゴマークに当てはめて作成すると、良いロゴマークを作ることができますよ。
何種類かの色の特徴やよく込められる意味、イメージをまとめましたので、参考にしてみてください。
ロゴマークの色の意味
赤色 | まず1番先に目に飛び込んでくる色で、情熱や力を感じさせ、活動力やエネルギーを表現できる色 (イメージ:積極性・勇気・暖かさ・血・生・火・女・熱暑・革命・攻撃・太陽・花など |
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オレンジ色 | 活動的でポジティブ、軽快なイメージで金運を呼び込む力がある色 (イメージ:温暖、快活、陽気、幸福、夕日、太陽、行動、コミュニケーション、楽しい、果物、満足など) |
黄色 | 光や希望をイメージさせ、金運を呼び込む色ですが、他の色との組み合わせに注意が必要な色 (イメージ:光、反射、ひらめき、活発、陽気、明快、元気、太陽、金、注意、エネルギー、好奇心、ユーモア、子供、希望、宝、神秘など) |
緑色 | 目に優しく、やすらぎや安心感を抱くので、自然や植物の成長・安全や保護をイメージする色 (イメージ:植物、自然、エコ、環境、安全、安心感、平和、新鮮、大地、調和、やすらぎ、成長など) |
青色・水色 | 1番好感の持てる色で、水を連想させ清潔さや静けさ、誠実さ、信頼などをイメージできる色です。 (イメージ:冷静、クール、知性、未来、水、スポーティ、爽やか、清らか、開放感、空、川、海、地球、深さ、浄化、変化、敏感、自由、平和、内向的など) |
紫色 | 高貴な色で、緊張や不安などを癒し、穏やかな気分にする色で、エロスを表す色でもあります。 (イメージ:高貴、プライド、優雅、神秘、謎、希少性、スピリチュアル、不思議、ファンタジー、性的など) |
ピンク色 | 若い女性などをターゲットにした商品に多く使われる色で、優しくて女性的な優しさや暖かさをイメージできる色 (イメージ:肌、幸せ、甘い、幼さ、魅力、愛情、思いやり、優しさ、開放感、ハート、献身、コントロールなど) |
白色 | 純粋や無垢といったイメージがあり、赤色と共に縁起の良い色。 (イメージ:清潔、浄化、純粋、雪、無、無罪、無知、賛成、自己否定、可能性など) |
黒色 | 他の色を引き立てる効果があり、アクセントとしてよく使用される。強い意志の表現や邪悪なものをはらう効果、感情を抑える力がある色です (イメージ:男、武勇、一途、静けさ、プロフェッショナル、職人基質、強固、ガンコ、確立、髪、夜など) |
会社の内容をロゴマークで「形でイメージできるように」作成
色に様々なイメージや意味があるように、形にも意味があります。
会社の事業内容をシンプルに形でイメージ出来るように、理念や事業内容を形で表現してみましょう!
丸 | いろんな形の中で、1番最初に認識する形。 (イメージ:柔らかさ、優しさ、母性、地球、完璧さ) |
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四角形 | 丸の次に認識しやすい形。人工的な形でどっしりとした安定感や堅さをイメージさせる形。 (イメージ:人工的、安定、堅実、固定、箱、ビル) |
三角形 | 方向性をイメージさせ、鋭さの象徴の形。 シンプルで認識しやすい。 (イメージ:山、方向性、鋭さ、上昇、安定感) |
六角形 | 亀の甲羅をイメージするため、縁起のいい形。 ナットの形でもあるので機械的な構造や強さも連想できる。 (イメージ:亀、寿命、強固、機械) |
曲線 | 方向性やスピード感、しなやかさを連想させ、軽くスマートなイメージが湧く形。 (イメージ:スピード、方向性、しなやかさ、柔軟性、川の流れ) |
会社のロゴマーク作成は「ロゴマーケット」がおすすめ!
会社のロゴマークを作成する重要性やメリットがわかっても、どうやって作ればいいのか分かりませんよね。
- 会社の理念や事業内容を、どうやってロゴマークに反映しよう…?
- そもそも会社の事業内容をシンプルな形で表現するイメージ力がない…
なんて不安に思うかもしれません。
でも大丈夫!
ロゴマーク作成会社の「ロゴマーケット」は、これらの悩みを全て解決できますよ!
- 1万個以上あるデザインの1つ1つにコンセプトが考えられている!
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- どれがいいのか選べない!迷ったときは、コンシェルジュからアドバイスをもらえる!
「ロゴマーケット」では、1万個以上あるデザインの全てにコンセプトが考えられているため、会社のコンセプトに合ったロゴマークを選ぶことができます。
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もしも、「このコンセプトでは、どういったデザインを選べばいいんだろう?」「デザインがありすぎて迷う…」など迷った場合は、コンシェルジュからアドバイスをもらうことも可能です。
1度、自分の気に入るロゴマークがないか探してみてくださいね!